細部

1992, 2500円（絶版）, Deutsches Institut für Japanstudien, 東京, 199頁（内、カラー図版96頁）

世界に誇る・琉球王朝文化遺宝展－ヨーロッパ・アメリカ秘蔵－

沖縄の本土復帰20周年記念企画。ヨーロッパ4か国19か所の博物館、美術館、図書館、個人コレクション、そしてアメリカ合衆国4か所の美術館に所蔵されている、沖縄の貴重な文化遺産約1700余点の中から、逸品180点を厳選して開催された里帰り展の図録。

展示品は16世紀初頭から19世紀にわたる琉球とヨーロッパ諸国との交流を示す歴史関係資料や文献類、そして琉球王朝文化の逸品と評される漆器、織物、染物、陶器などである。

(英語の抄訳あり）

宮城篤正
沖縄の陶器
p.163-167

出品解説
p.168-191

主要借用館概要、年表
p.192-197

ヨーゼフ・クライナー
ヨーロッパの琉球観－忘れられた交流の歴史
p.16-26

パトリック・ベルベール
18、19世紀のフランスにおける琉球観
p.27-31

ノベルト・アダミ
ロシアと琉球－出会いと記録
p.32-34

ハンス-ディーター・オイルシュレーガー
ヨーロッパにおける沖縄関係コレクションの歴史と現状
p.35-44

外間守善
琉球王朝文化の複合的特性
p.143-147

荒川浩和
琉球漆工藝　技法の傳播交流
p.148-155

祝嶺恭子
琉球の染織
p.156-162

高良倉吉
琉球王国の歴史
p.10-15