文字の言語学。現代文字論入門 [Writing Systems: An introduction to their linguistic analysis]
斎藤伸治(訳)
言語を書き表す体系としての文字につて、その役割,表音文字と表意・表語文字,表音の種類,歴史,文字使用の心理,文字の社会言語学などを総合的に扱った文字の言語学の入門書。
インターネットによって文字によるコミュニケーションが飛躍的に増えていることもあり,文字の実際的な重要性ほ増し,文字とそれによる書き言葉ほ,言語の本質に影響を与えるものと考えられるようになってきた。本書はこうした観点から,アジアの主要言語に通じた著者ならてほの豊富な事例を挙げながら,現代の文字論をわかりやナく傭敵ナる。
目次
- 日本語版への序文V
- 謝辞VIII
- フォントについてIX
- 第1章 文字とは何か1
- 第2章 基本的な選択肢:意味と音23
- 第3章 表語文45
- 第4章 音節文字72
- 第5章 単音文字102
- 第6章 子音と母音126
- 第7章 母音記号の結合152
- 第8章 分析と解釈175
- 第9章 混合文字体系193
- 第10章 文字の歴史217
- 第11章 文字の心理言語学241
- 第12章 文字の社会言語学257
- 付録.文字の見本285
- 参考文献289
- 訳者あとがき307
- 人名索引311
- 事項索引313