介護施設における職員と入所者のコミュニケーション
1969年12月年 - 2010年3月
急速に進む日本人口の高齢化に伴って、施設介護を必要とする高齢者の数がますます増えている。本プロジェクトは介護施設の現場におけるコミュニケーションを研究するものである。主に介護職員と入所者の間の言語行動に焦点をあてることとする。検討される課題は次の通りである。
- 入所者・介護職員間のコミュニケーションにおける基本的な特徴
- 個人的なニーズと施設内の秩序を調和させる言語的方策
- 日本以外の国の介護施設におけるコミュニケーションの比較
- 介護コミュニケーションの改善の可能性
データは、埼玉県にある私立介護老人保健施設で起床介護中に録音した110程の会話である。分析は会話の量的、質的の両面から行い、相手の呼び方、敬語の使用、会話の開始と終了、話題の管理、ユーモアや笑いの活用などについて解析する。
イベント
スタッフ
ペート・バックハウス (until 2010年3月)
言語学