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Deutsches Institut für Japanstudien

チェリア・シュポーデン 

チェリア・シュポーデン 
© Jonathan Webb
主任研究員
社会科学、医療人類学、バイオエシックス
2021年9月 ~

spoden@dijtokyo.org

私はデュッセルドルフ大学で現代日本学科及び哲学を専攻して、10年間(2008-2018年)現代日本学科で常勤講師として勤務しました。沖縄アイデンティティ(2008年修士論文)、リビングウィルと終末期の意思決定(2014年博士論文「人生の最期における決定:尊厳死とリビングウィル」、2015年書籍)、認知症と地域ケア(2018年)について研究しました。博士論文以来、筋萎縮性側索硬化症(ALS)という病気に関心を持ち続けています。キヤノン財団フェローおよび一橋大学ゲスト研究員として、2016年から2017年にかけて、ALS患者の社会参加の機会に関するフィールド調査を実施しました。2018年から2021年までハノーファー医科大学の医療倫理・歴史・哲学研究所で研究員として勤務し、ドイツ連邦教育研究省の助成金を受けて「終末期や延命措置に関する情報提供とドイツのALS患者さんの希望とニーズ」というプロジェクトに取り組みました。 

DIJでは、2021年の9月から「デジタル・トランスフォーメーション:ディスコース、戦略、プロセス」という研究クラスターのメンバーとして「サイバー空間とアバター技術:包括的な社会に向けた新たな機会?」というプロジェクトを行っています。サイバー空間とフィジカル空間がすでにハイブリッド化している状況において、サイバネティック・アバターが個人、特に障害を持っている方や社会にどのようなリスクや機会をもたらすのかを分析しています。

研究関心領域

  • 科学・技術・社会、分身ロボット、サイバネティック・アバター
  • 医療人類学、エスノグラフィー、病気と障害、自立生活、社会参加、「社会人」
  • 生命倫理、終末期の意思決定、延命措置、尊厳死、安楽死、高齢化社会、認知症
  • 沖縄、アイデンティティ、基地問題

DIJプロジェクト

Living and Dying with Amyotrophic Lateral Sclerosis (ALS): Options of Social Participation, Life-Sustaining Treatments, and Euthanasia in Germany and Japan

サイバーフィジカルスペースとアバター技術:包括的な社会への新たな機会?

Recent Publications

Spoden, Celia, Wenzel, Olga, Erdmann, Anke, Neitzke, Gerald & Hirschberg, Irene (2024). "Coping and end-of-life decision-making in ALS: A qualitative interview study". PLOS ONE, 19(6): e0306102. LINK
Spoden, Celia & Ema, Arisa (2024). "Staying Connected: Implementing Avatar Robots at Schools in Germany and Japan". Digital Health, section Digital Mental Health, Volume 6 - 2024. LINK
Spoden, Celia (2024). Introduction to Session II: Sociocultural Practices on Situating the Self and the Other: Robots with Heart, Virtual Humans and Matter with Soul. LINK