共同イベント
政府債務-ドイツはなぜ財政健全化を重視するのか?
2017年2月20日 / 18時半~20時
ドイツ連邦議会議員、ベルンハルト・シュルテ=ドリュッゲルテ
ドイツと日本の財政政策には大きな隔たりがあります。ドイツは財政健全化を重視しています。同国にはマーストリヒト条約の安定成長協定で定められた債務上限が課せられている上に、憲法には均衡財政を想定した「債務ブレーキ」条項が規定されています。一方、日本は今や債務残高の対GDP比でOECDの最上位に位置していますが、財政健全化の政策優先度はそれほど高くありません。
ドイツ日本研究所所長のフランツ・ヴァルデンベルガーが本題への導入にあたって日本の状況について言及いたします。その後、シュルテ=ドリュッゲルテ氏より、ドイツの状況およびその根底にある考え方についてご講演いただきます。農業家、林業家であるシュルテ=ドリュッゲルテ氏は2002年より連邦議会議員で、主に予算委員会に所属し、同委員会のEU問題分科会長を務めておられます。
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