場所
OAGハウス東京ホール(東京都港区赤坂7-5-56ドイツ文化会館)地図
Co-organizer
In cooperation with the FES (Friedrich-Ebert-Foundation) and the OAG Tokyo (Deutsche Gesellschaft für Natur- und Völkerkunde Ostasiens)
登録情報
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試写会 牛久
2021年11月19日
映画監督のトマス・アッシュと数人の主人公、そして移民問題の専門家による上映とディスカッション
東日本入国管理センター、いわゆる『牛久』は、茨城県牛久市にある大規模な入管施設の1つである。ここに、難民として保護されることを求めやってきた、多くの人々が収容されている。昨今、日本政府による入管法改正の動きは、様々な議論を巻き起こした。そのなか、制作者は1年と半年間、当事者たちの了解を得て、彼らの助けを求める声を記録し続けた。本作は施設が定めるメディアを含む訪問者への厳しい規制を切り抜け、制作された。収容者を犯罪者扱いし、長期拘束し、家族を分断し、心を蝕み、死に追いやる構造。この作品を通じ、観客は収容者と直接対面することになる。収束の兆しが見えない新型コロナによるパンデミック、東京オリンピック開催を前に、彼らは日本政府による無期限の拘束、暴力的な強制送還のなかにいた。
監督略歴
トーマス・アッシュは、これまでその作品を通して健康や医療にまつわる問題を広く取り上げてきた。過去の作品に、2011年の福島第一原子力発電所事故による汚染地域近隣に住む子供たちを記録した長編ドキュメンタリー『A2-B-C』(2013)。近作では、死に直面する人々に焦点を当て『おみおくり~Sending Off~』(2019)を制作。また、2017年には東京で働く男性セックスワーカーについてのドキュメンタリー『売買ボーイズ』Boys for Sale(イタコ監督)Itako の製作総指揮を務めた
この上映会は満席となり、学者、報道関係者、人権活動家、そして一般の方々から大きな関心を寄せられました。ディスカッションでは、仮釈放された個人の話だけでなく、拘置所の法的枠組みや移民問題、人間の尊厳、人権、拷問などの法的問題にも焦点が当てられました。多くの人が “状況を改善するために何ができるのか?”と質問しました。
連絡先
Website: www.UshikuFilm.com
Twitter: @ushikufilm