エネルギー転換 (Energiewende) ― ドイツと日本のエネルギー転換の未来
2017年3月9日 / 18時半~20時半
ディミトリ・ペシア
アゴラ・エナギーヴェンデ
大林ミカ
公益財団法人 自然エネルギー財団
ドイツ語で“Energiewende”と呼ばれる「エネルギー転換」とは、電力・熱・交通部門での化石燃料や原子力の使用からの脱却と、エネルギー効率を改善しながら自然エネルギーへの移行を図る政策・実践を示しています。この共催イベントでは、ドイツと日本のエネルギー転換の可能性と挑戦について議論されます。ドイツのシンクタンク、アゴラ・エナギーヴェンデからはディミトリ・ペシア氏、日本の自然エネルギー財団からは大林ミカ氏が登壇します。自然エネルギー財団とアゴラ・エナギーヴェンデは、3月頭に共同レポート『ドイツのエネルギー転換 10 の Q&A -日本への教訓』を公開したばかりです。
本イベントでは、まず、レポートの共同執筆者であるディミトリ・ペシア氏が、ドイツのエネルギー転換の最新事情についてお話します。つづいて、大林ミカ氏が、日本のエネルギー政策に関する話題提供を行います。そして最後に、質疑応答の時間を設けています。なお、イベント後は、軽食をご用意しています。
ディミトリ・ペシア (アゴラ・エナギーヴェンデ 欧州エネルギー協力シニア・アソシエイト)
ドイツにおける電力部門のエネルギー転換を専門分野とする有力シンクタンク、アゴラ・エナギーヴェンデにおいてシニア・アソシエイトを務める。これに先立ち 2008 年 から 2013 年まで、在ベルリンフランス大使館に勤務。諸外国との経済ネットワークを掌握する部署、経済部においてドイツのエネルギー、環境、天然資源政策に関して研究調査を行なった。スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)工学部において物理学を学び修士号を、またインペリアル・カレッジ・ロンドンにおいてインターナショナル・ディプロマを取得。
大林ミカ (公益財団法人 自然エネルギー財団 事業局長)
2011年8月、公益財団法人自然エネルギー財団の設立に参加。財団設立前は、アラブ首長国連邦の首都アブダビに本部を置く「国際再生可能エネルギー機関(IRENA)」で、アジア太平洋地域の政策・プロジェクトマネージャーを務めていた。1992年から1999年末まで原子力資料情報室でエネルギーやアジアの原子力を担当、2000年に環境エネルギー政策研究所の設立に参加し、2000年から2008年まで副所長。2008年から2009年までは駐日英国大使館にて気候変動政策アドバイザーを務める。