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Deutsches Institut für Japanstudien

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場所

国際交流センター小村(寿太郎)記念館大会議室(宮崎県日南市)

Co-organizer

日露戦争研究会 ・小村寿太郎侯奉賛会・ドイツ日本研究所



日露戦争・ポーツマス条約締結百周年記念国際シンポジウム

2005年5月19日 - 2005年5月22日

 2004年日露戦争百周年を迎えた。これにあわせて、決して研究が十分ではなかった日露戦争に関して、今日的視点から、再検討する必要に迫られている。というのも、日露戦争が日本とロシアとの間の戦争だったというだけでなく、朝鮮半島や中国を戦場としたこと、欧米列強が背後でかかわっていたこと、戦争の結果、アジアの民族運動を刺激したことなど、国際関係も重要となっている。
さらに、これまで朝鮮半島や中国から視点が、日露戦争研究では欠落していた。
くわえて、経済的・広報的な視点および文学のかかわりなど、無視されていた。こうした新たな問題を解決するため、プレ・シンポジウムを「日露戦争百周年記念シンポジウムin明治村・犬山市」を2004年10月2-3日に開催した。そのシンポジウムを踏まえて、小村寿太郎外相の生誕の地である日南市では、より大規模な国際学術シンポジウムを組織して、内外の関心を高め、日露戦争の真の姿を解明していく。
研究成果:日露戦争研究会編『日露戦争研究の新視点』(成文社、2005年5月)
New Perspectives of the Russo-Japanese War: Centenary Symposium in Nichinan City in May 2005, ed. Russo-Japanese War Association, (2006年出版予定の会議報告書、日本語・英語)
主催:日露戦争研究会(会長:松村正義帝京大学元教授)・小村寿太郎侯奉賛会(会長:日南市長)・ドイツ日本研究所(ドイツ文部省)
日露戦争研究会事務局:名城大学都市情報学部稲葉研究室、509-0261岐阜県可児市虹ヶ丘4-3-3 Tel:0574-69-0127 Fax:0574-69-0155 chiharu@urban.meijo-u.ac.jp
Homepage: http://www.urban.meijo-u.ac.jp/zchiharu/rjw/head.htm
小村寿太郎侯奉賛会事務局:887-858宮崎県日南市中央通1-1-1日南市役所総務課
内Tel:0987-31-1113 Fax:0987-23-1853 e-mail: *_SOSOMU@city-nichinan.jp
Homepage: http://www.city-nichinan.jp/
協力:日南市
後援:宮崎県、外務省、日本学術振興会、駐日ロシア大使館、帝京大学、
サントリー文化財団、朝日新聞社、毎日新聞社、読売新聞西部本社、
日本経済新聞社、西日本新聞社、宮崎日日新聞社、共同通信社宮崎支局、
時事通信社、NHK宮崎放送局、MRT宮崎放送、UMKテレビ宮崎、
ビィーティーヴィーケーブルテレビ(株)

共催企画(「日本におけるドイツ年」プログラム)
日露戦争百周年記念展「ヨーロッパから観た日露戦争:版画新聞・絵葉書・錦絵」
場所:日南市、飫肥城松尾の丸
日時:5月18日―6月5日
主催:ドイツ日本研究所、日露戦争研究会、小村寿太郎侯奉賛会
後援:駐日ドイツ大使館、サントリー文化財団
協力:ドイツ・ノイルッピン市美術館、静岡県立中央図書館他

発表

1日目          2005年5月19日 (木)

11:00
受付開始

13:00
オープニングセレモニー 開会の辞

開会の辞

日露戦争研究会長挨拶:松村正義

来賓挨拶

中山太郎(元外相)
谷口義幸(日南市長)
Florian Coulmas(ドイツ日本研究所長)
アレクサンドル・ホホエフ(駐日ロシア大使館参事官)
枝村純郎(元駐ロシア大使)
Charles Doleac (ポーツマス日米協会会長)
安藤忠恕(宮崎県知事)

14:30
ティー・ブレイク

14:45
基調講演1

日露戦争とポーツマス講和条約

松村正義(日露戦争研究会会長)

15:45
基調講演2

小村寿太郎、日英同盟と日露戦争

Ian Nish(LSE名誉教授)

17:00
アトラクション(郷土芸能)

18:00
ウェルカム・レセプション(日南市主催)

2日目          2005年5月20日 (金)

10:00-12:00
パネル1「日露戦争と中国」

責任者

松村正義

日露戦争期における中国における日本の領事制度

曹大臣(南京大学)

日露戦争と中国の中立問題

川島真(北海道大学)

経済の視点から見た下瀬火薬

小池重喜(高崎経済大学)

討論者

伊藤信哉(松山大学)、中見立夫(東京外大)、小野圭司(防衛研究所)

13:30-15:30
パネル2「日露戦争の起源」

責任者

伊藤之雄

日露戦争の起源と日本の立憲政治

奈良岡聰智(京都大学)

ロシアから見た日露戦争の起源:外交上の誤算と専制政治の誤り

Igor Lukoianov(ロシア史研究所、ペテルブルク)

日英同盟と日露戦争の起源

君塚直隆(横浜外語短大)

討論者

広野好彦(大阪学院大学)、井口治夫(名古屋大学)、I. Ruxton(九州工業大学)

16:00-18:00
パネル3「日露戦争と朝鮮半島」

責任者

李盛煥

韓国保護問題をめぐる日露の対立

石和静(世宗大学校)

駐韓ロシア公使の活動と韓国王室

D.B.Pavlov(モスクワ工科大学)

日露戦争後の保護国朝鮮の治外法権廃止問題

浅野豊美(中京大学)

討論者

荒木義修(武蔵野大学)、I.Saveliev(名古屋大学)、菅野直樹(防衛研究所)

3日目          2005年5月21日 (土)

10:00-12:00
パネル4「外交・国際関係」

責任者

加藤史朗

ドイツの日露戦争政策

Gerhard Krebs(ベルリン自由大学)

日露戦争中のフィンランド・日本協力関係

Olavi K.Fält(オウル大学)

日露戦争と日本外交における『人種闘争論』の浮上

Sven Saaler(東京大学)

討論者

田嶋信雄(成城大学)、稲葉千晴(名城大学) 、Yakov Zinberg(国士舘大学)

13:30-15:30
パネル5「日露戦争と社会」

責任者

飯倉章

日露戦争とロシア社会:戦争支援活動の問題によせて

土屋好古(日本大学)

シベリアの日本人捕虜

V.G. Datsishen(クラスノヤルスク大学)

英国観戦武官A.Haldaneとその日記

John Ferris(カルガリー大学)

討論者

一ノ瀬俊也(歴史民族博物館)、宮脇昇(立命館大学)、松本佐保(名古屋市立大学)

16:00-18:00
パネル6「日露戦争と経済」

責任者

平井友義

アメリカ資本と日露戦争での日本の勝利

Richard Smethurst(ピッツバーグ大学)

日露戦争後、中国東北地域における日本企業

江夏由樹(一橋大学)

日露戦時公債発行とロンドン市場

鈴木俊夫(東北大学)

討論者

丸山直起(明治学院大学)、横山宏章(北九州大学)、石川亮太(佐賀大学)

4日目          2005年5月22日 (日)

9:30-11:30
パネル7「日露戦争と文学」

責任者

与那覇恵子

ロシアの日露戦争ノンフィクションと回想録

Alexandre Kabanov(ペテルブルク東洋学院)

明治日本の女性と戦争

Faye Yuan Kleeman(アリゾナ大学)

〈国民化〉してゆく女たち

岩見照代(麗澤大学)

討論者

生田美智子(大阪外大)、Yulia Mihailova(広島市立大学)、井上ラウラ(歴史学者)

13:00-15:00
パネル8「日露戦争と民族」

責任者

加納格

オーストリア・ハンガリー帝国の中のハンガリーと日露戦争

István Szerdahelyi(ヨトヴォス・ロランド大学)

日露戦争とグルジア・カフカスの自由主義運動

Giorqi Anchabadze(トビリシ・カフカス大学)

日露戦争とインドの民族覚醒

T.R.Sareen(インド歴史学協会元会長)

討論者

羽場氵久美子(法政大学)、伊藤順二(福井県立大学)、中村平治(東京外大)

15:30-17:30
パネル9「ポーツマス講和と日露戦争後の世界」

責任者

千葉功

イギリスの対露・対独政策

John Chapman(グラスゴー大学)

ヨーロッパ史における日露戦争の影響

Rotem Kowner(ハイファ大学)

日露戦争後の日本外交

小林道彦(北九州大学)

討論者

寺本康俊(広島大学)、斎藤治子(ユーラシア研究所)、李盛煥(啓明大学校)