イベント
2019年9月26日
デジタル時代におけるシチズン・サイエンス
– 市民社会と協働した人文・社会科学研究の可能性 –
デジタル技術の進展により、市民社会に新たな機会やチャンスが生まれています。市民科学の広がりはその一例です。市民が研究活動に参画することで、市民の科学に対する意識が深まるとともに、研究活動の可能性が広がります。しかしながら、自然科学分野に比べ、人文・社会科学分野における市民科学の実例は少なく、積極的に活用されているとは言えません。自然科学とは異なる困難な課題があると思われます。
そこで、本コンファレンスでは、人文・社会科学分野における市民科学の可能性と課題に焦点を当て、その意義や影響、政策的な示唆について、内外の第一線の専門家を招聘し、議論を行います。人文・社会科学研究と市民社会の接点をどのように形成していくのか、市民科学が市民社会と人文・社会科学研究にもたらすメリットや、新たな課題、影響はどのようなものか、また、責任ある協働研究は、どのような方法で進められるべきか。これらの点について率直に議論を交わします。